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2023年9月例会のご案内

自動車の社会的費用と都市環境政策の日中比較
~中国の都市環境・交通政策を日本と比較して諸課題を検証~

プログラム及び講師

1、自動車の社会的費用を再考する
2、クルマ社会と環境・エネルギー制約
3、中国の新エネ車と北京-東京の比較可能性
4、世界主要都市の交通分担率
5、交通需要マネジメントと交通政策
  ~質疑応答~

 近年、中国やインドなどアジアの大都市部における自動車の急増は、交通渋滞、大気汚染、交通事故、土地の占用、騒音など一連の社会問題を引き起こした。これらの諸問題は総じて「自動車の社会的費用」と呼ぶことができる。アジアにおける都市化の共通の特徴は、まず、人口密度が高い大都市が先に形成され、都市の骨格と基本的な機能、および幹線道路網がほぼ決まった後にモータリゼーションが始まることにある。クルマの急増と工業化の進展は都市の人口密度と空間密度を一層向上させ、都市の空間資源と道路資源の不足をもたらす。そこには、欧米の都市化と発展順序が違う経路依存性がみられる。ここでは、都市環境・交通政策の日中比較を通じて、クルマ社会が直面している諸課題を検証する。

         り しゅんり
    ■講 師  李  春 利  愛知大学大学院長 経済学部教授
                国際中国研究センター所長

中国遼寧省生まれ。中国社会科学院大学院、京都大学を経て、1996年に東京大学にて経済学博士号を取得。MIT国際自動車研究プログラム(IMVP)兼任研究員、東京大学ものづくり経営研究センター特任研究員、浙江大学講座教授、南開大学兼任教授、日本華人教授会議代表などを歴任。国際ビジネス研究学会理事・中部支部長、中国経済経営学会理事。国際ビジネス研究学会賞、経営史学会賞受賞。
現職は、愛知大学大学院長、国際中国学研究センター所長、経済学部教授。ハーバード大学アジアセンター研究員、愛知大学-中国人民大学-南開大学博士課程二重学位プログラム指導教授。専門分野は中国経済論、国際産業論及び環境・交通経済論。
著書に、『不確実性の世界と現代中国』(編著、日本評論社)、『エズラ・ヴォーゲル 最後の授業ー永遠の隣人ー』(エズラ・F・ヴォーゲル/李 春利、あるむ)、『インドvs 中国』(共著、日本経済新聞社)、『中国多国籍企業の海外経営』(共著、日本評論社)、ほか多数。著書論文は日本語、英語、中国語で発表されるほか、フランス語とドイツ語にも翻訳される。

開催要領

開催日時

2023年 9 月 7 日(木)13:30~16:00

会  場 勝永六番町ビル  1階 会議室
東京都千代田区六番町6 勝永六番町ビル
・JR総武線・都営地下鉄新宿線・東京メトロ有楽町線「市ヶ谷」下車徒歩5分
・JR中央線・東京メトロ丸ノ内線・南北線「四谷」下車徒歩5分
・東京メトロ有楽町線「麹町」下車徒歩7分
受 講 料 企業会員:2名まで無料
一般スポット参加:1名につき 29,700円
・消費税込み(本体27,000円) 
・テキスト、お飲み物等一切を含みます。
申し込み方法 「お申込み」をクリックして、申込みフォームにご記入の上、確認→送信ボタンでご送信下さい。折返し、確認メールをお送りした後、請求書を郵送いたします。
会員の方は、別途送信の「出欠お伺い」メールでご返信下さい。

月例会は専用会場で開催しています。月例会

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自動車産業研究フォーラム

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