国内外の自動車産業に関する最新情報と需要見通し、市場動向等の展望を月例勉強会、セミナーで研究する

 

 

2024年7月例会のご案内

自動車産業の
サプライチェーンと業界動向
~日系自動車メーカーのグローバルSCMと今後の動向

プログラム及び講師

1.日系自動車メーカーのグローバルSCM概要
  (1) 自動車のグローバルSCM
  (2) 自動車メーカー各社の比較

2.近年の半導体および部品調達をめぐる動き
  (1) 製品特殊性の強さとアーキテクチャ
  (2) レガシー性の問題
  (3) 車載半導体取引の今後

3.サプライチェーン可視化をめぐる動き
  (1) トヨタのRESCUEについて
  (2) 部品メーカーとの信頼関係

4.EVをめぐる動き
 
 (1) 現状の確認
  (2) 今後のEV市場の行方
     価格とコスト/環境問題/新規参入/政治/消費者視点

 今「100年に1度の変革期」と言われている自動車産業であるが、世間ではその現実が正確に理解されているとは言い難い。本セミナーでは、演者による過去20年以上にわたる現場観察とインタビュー調査、学術研究、各種報道資料等をもとに、日本の自動車産業の最近の動きに関する冷静な考察を行う。具体的には、4つの論点を中心に報告する。
 第1に、日本の自動車メーカー各社 (トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車、三菱自動車工業) のグローバル・サプライチェーン管理 (SCM) の実態を納期管理の側面から素描する。第2に、近年の半導体不足および自動車部品調達に関する実態報告を行う。それと関連し第3に、5〜6次以下の部品メーカーまで含めると数万社は存在すると言われる自動車生産のサプライチェーンの可視化とBCP (Business Continuity Planning) をめぐる動きについて言及する。第4に近年もっぱら話題となっているEV (電気自動車) の問題にも触れ、今後の産業動向について展望する。

  ■講 師  富 野 貴 弘  明治大学商学部教授、博士(経済学)
1972年:京都市に生まれる
2003年:同志社大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学
2012年:明治大学商学部教授、現在に至る
主要著作 『この1冊ですべてわかる 生産管理の基本』日本実業出版社(2017) 『生産システムの市場適応力:時間をめぐる競争』同文舘出版(2012年) 『日産プロダクションウェイ:もう一つのものづくり革命』有斐閣(2011年、共著) 『生産性のマネジメント』文真堂(2022年、共著)

開催要領

開催日時 2024年7月25日(木)13:30~16:00
会  場 勝永六番町ビル  1階 会議室
東京都千代田区六番町6 勝永六番町ビル
・JR総武線・都営地下鉄新宿線・東京メトロ有楽町線「市ヶ谷」下車徒歩5分
・JR中央線・東京メトロ丸ノ内線・南北線「四谷」下車徒歩5分
・東京メトロ有楽町線「麹町」下車徒歩7分
受 講 料 企業会員:2名まで無料
一般スポット参加:1名につき 28,000円
・免税事業者のため消費税非課税
・テキスト、お飲み物等一切を含みます。
申し込み方法 「お申込み」をクリックして、申込みフォームにご記入の上、確認→送信ボタンでご送信下さい。折返し、確認メールをお送りした後、請求書を郵送いたします。
会員の方は、別途送信の「出欠お伺い」メールでご返信下さい。

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