プログラム及び講師

１．購買戦略の基本的論点

２．VW社の概況

３．購買戦略とモジュール・プラットフォーム戦略

４．グローバル購買戦略

５．FASTと今後の展望

　　　　　　～質疑応答～

　モジュール化やプラットフォーム戦略などで世界の自動車産業をリードしてきたVW社の購買戦略に焦点を当てた報告を行う。　モジュール化から，グローバル購買戦略，さらには2015年に公表されたFAST (Future Automotive Supply Tracks)といった動向を歴史的に整理し，日本的な購買方式との差異を明確にしていきたい。なお2015年夏に実施したドイツ実態調査に依拠しているため，その後に生じたディーゼル不正問題への言及は行わない 。

■講　師　 青　木　克　生 　明治大学経営学部准教授

1999年に明治大学大学院経営学研究科で博士(経営学)を取得。その後関東学院大学専任講師，助教授を経て現職(明治大学経営学部准教授)へと至る。2007-08年においては，英国Cambridge大学Judge Business School，Cardiff大学Cardiff Business School，ドイツSocial Science Research Center Berlinなどで客員研究員を務める。主な業績としては， Transferring Japanese kaizen activities to overseas plants in China, International Journal of Operations & Production Management, 2008, Vol.28, Issue 6 (Outstanding Paper Prize)，The new, improved keiretsu, Harvard Business Review, September, 2013.などがある。カイゼン活動やサプライチェーン・マネジメントについてダイムラーベンツ，フォルクスワーゲンなど日系，外資系多くの企業において講演を提供してきている。

開催要領